写真現像サービス「しまうまプリント」は4種類の印画紙を選べます。
そこで、「しまうまオリジナルプリント」「FUJICOLOR高級プリント」「プロ仕上げ高級プリント」「NEWデジタルプリント」の全4種を同じ画像・イラストでプリント注文して比較してみました。

なお、断り書きのないものは色補正(色調補正)を初期設定のままオンで注文しています。

「しまうまオリジナル」「FUJICOLOR」「プロ仕上げ」「NEWデジタル」を見比べる
室内の人物(赤ちゃん)写真

元の画像に近いのは「しまうまオリジナルプリント」と「プロ仕上げ高級プリント」です。

「FUJICOLOR高級プリント」は肌の色味が補正されて、全体的に色が濃い印象を受けました。
写真プリントをスキャンした結果を見比べると、「FUJICOLOR高級プリント」と他の2種類との違いがよくわかります。

「NEWデジタルプリント」はさらに色味が異なります。


他の印画紙よりも「NEWデジタルプリント」は発色が強く人工的な印象。光沢が控えめでややマットな仕上がりです。

色補正をオフにした「しまうまオリジナルプリント」と、オンにした「しまうまオリジナルプリント」「FUJICOLOR高級プリント」「プロ仕上げ高級プリント」を見比べると適度に明るく補正されていることがわかります。

屋外の人物写真

「FUJICOLOR高級プリント」は他よりも彩度が高く色が濃い仕上がり。

4種並べると「NEWデジタルプリント」は明るく、黄色味が強いです。

元の画像が明るく波が白飛びしているので、他の印画紙は人物が暗く見えます。

このようなコントラストが高い写真は色補正(色調補正)をオフにした仕上がりのほうが元の画像に近いです。

一方、夏に日陰で撮影した集合写真は色補正をオンにすると全体的に明るくきれいに見えます。


「NEWデジタルプリント」も自然な明るさです。

風景写真

雲ひとつない冬の青空が映える写真は仕上がりの違いが顕著でした。

iPhoneで撮影した画像をそのまま無加工でプリント注文しましたが「NEWデジタルプリント」はコントラストが強くやや不自然。
「FUJICOLOR高級プリント」は青空が鮮やかで、「しまうまオリジナル プリント」「プロ仕上げ高級プリント」は全体的に明るいです。

「しまうまオリジナル プリント」で色補正をオフにすると、元の画像の青空に近い色味になりました。

イラスト

初期設定の色補正オンのまま注文すると色合いが変わってしまいました。

「NEWデジタルプリント」が元のイラストに近い印象ですが、服などの淡い色はコントラストが強く違う色に見えます。

「しまうまオリジナル プリント」で色補正をオフにすると元のイラストの色味に近づきました。

しまうまプリントの写真印画紙を比較した感想
人物や風景の写真は「しまうまオリジナルプリント」と「プロ仕上げ高級プリント」が元の画像に近い仕上がりでした。

「FUJICOLOR高級プリント」は他の印画紙よりも色の明暗が大きく鮮やかなので、元の画像から色合いが変わったように見えることも。

プリント料金が最も安い「NEWデジタルプリント」は原色など濃い色は鮮明です。

「NEWデジタルプリント」はしまうまプリントの公式サイトに記載の通り「肌などの中間色に若干のドット感が出る」ことがあります。

色補正をありにした場合、自動補正の「しまうまオリジナル プリント」とプロによる手動補正の「プロ仕上げ」のプリント結果に大きな違いは感じられません。

つまり、「しまうまオリジナル プリント」は安価でプロ並みの品質。
ただ、「プロ仕上げ高級プリント」は色補正の結果に不満があれば返品・再プリントが可能です。
プロ仕上げ以外のご注文では、画像毎の個別の色補正手動サービスを行っておらず、色調に関する再プリントや返品対応を行っておりませんのでご注意ください
写真(PC)取扱い印画紙の違いを教えてください。 – よくあるご質問 | 写真プリント・フォトブック・年賀状 【しまうまプリント】
プリントの目的に応じて写真用紙を選び、被写体によって色補正のあり・なしを使い分けていきたいですね。